世界津波の日

出張で連続勤務となっていたため、今日はお休みしてゆっくりすることに。

土曜日から和歌山へ津波をテーマとしたサミットが開催されていたため、参加してきた。防災というと、大切なことや重要性は理解していても、では実際にその防災意識を高めるにはどのようにすればいいかなど、深く考えている方は少ないのではないだろうか。例えば、今住んでいる場所から避難する場所を確認しているか、家族の者と災害が発生した際のルールを決めているなど、そのような方はたくさんいらっしゃるだろうか。

私たちは日本の四季に囲まれ、季節に応じた景色を楽しむことができる。綺麗な海を眺めることもできる。しかしそれは自然が生み出していることであり、ときに自然は大荒れの姿を見せつけるときもある。私たちは常に自然と隣り合わせ、つまり自然と上手くお付き合いしなければならない。しかし、お付き合いするための最低限の知識を学ぼうという人が少ない、うまり防災意識が低いのがまだまだ現状だということなのだ。

サミットは二日間に渡って開催されたが、二日目は地元の学生など総勢270名が安全な場所まで実際に避難する訓練を行った。その間、周りの地域住民の方はその様子を見守っており、和歌山には地元の方に防災意識が根付いているのだと感じた。その後は、湯浅にある「稲むらの火の館」を見学してサミットは終わった。訓練の際に感じたのだが、子供は大人に比べて危機感を持っていると思った。訓練であっても高台へ向かって駆け足で向かったり、懸命に取り組んでいた。大人の方が意識が低いのではと感じることがあった。この子供たちが大きくなったとき、防災の意識が将来に引き継がれていくのだと感じた。私も含めてだが、大人はどうも楽観視し過ぎるところがある。危機感と楽観視との釣り合いも難しいものだ。

帰りの新幹線で、この二日間のことを振り返っていた。通常の生活を送れているおかげもあって、まず自身の意識が低いと感じた。自然災害に関する有事のことなど、ほとんどの人が考えないのではないかと。しかしそれではいけないことが大変よくわかった。帰宅後、東北の震災のときのニュースをYou Tubeで初めて見返すことにした。津波という瞬時に収まることがない事象が発生すると、失われるものも多くなり、また多くの人を傷つける。そう思うと心が痛み見ることができなかった。しかし、目を反らすのではなく、今後に活かしていかなければならないと考えた。

なかなか深く意識することのない防災について、今回は深く考えさせられたと同時に、安全意識が自分なりに高揚された。このようなサミットがある場合、今後は自分から進んで参加できるようになりたいと思った。